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Channel: ホラー映画って呪怨が怖いの?
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マスターズ・オブ・ホラー/ダンス・オブ・ザ・デッドって怖いの?

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ホラー映画洋画

ホラー映画初心者のすけきよです。あの「悪魔のいけにえ」の奇跡以来全くパッとしない監督トビー・フーパーの作品「ダンス・オブ・ザ・デッド」見ました。

マスターズ・オブ・ホラー ダンス・オブ・ザ・デッド
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あらすじ:夫を亡くし、より厳格なモラリストになった母親のケイトは、17歳の純情な娘ペギーを大切に育てていた。ある日、悪の巣窟となっている地元の街マスキートからやってきた青年ジャックとその友人たちが母親の経営する店に立ち寄る。ペギーはジャックに好意を抱くが、マスキートの人たちを嫌うケイトは店から強引に追い出してしまう。その夜、ジャックに誘われて一緒に出かけたペギーは、ルーピー・ダンスのショーが行われている「破滅の館」に向かい、そこで驚愕の事実を知る……。



う~ん、やっぱり「悪魔のいけにえ」は奇跡だったようです。あの「悪魔のいけにえ」のような狂気に満ちた映像というのはもう撮れないようです。世紀末のような世界観なんですが、なんかよくわかりません。

たしか2008年に第3次世界大戦があってブリズという核テロ攻撃で900万人が死んだ後の世界の話です。てか核なんか受けたことないくせにすぐ被害者ぶるアメリカの民族性がボクは嫌いですが。あんな灰を浴びて皮膚が焼けるくらいで済むなら本当の被爆者は苦労しません。アメリカっていう国はつくづく核兵器を甘く見てますね。まぁ、アメリカの作品見ておいてアメリカ批判しても説得力が全く無いのでやめておきます(笑)

世界感は北斗の拳のような世紀末の雰囲気なんですが、生活している人達に危機感がないんですよね。治安が悪くなり殺人事件が多発しているはずなのになんかのんきに感じてしまいます。年寄り夫婦がヨロヨロと二人で歩いていて不良2人に襲われるんですがそんな世紀末で年寄りが丸腰で歩いてるなんてとても思えないんですが。

この不良のうち1人がジャックでペギーと共に行動する主役の1人です。このジャック何処かで見たようなイケメンだと思ったら奇しくも「悪魔のいけにえ」のリメイク「テキサス・チェーンソー」で眼鏡のモーガンとして出てましたね。テキチェンでは見事に吊るし切りされてしまいましたが、この作品では最後まで活躍します。

一応最後まで見たんですがあまり面白くありませんでした。結局何が言いたかったのかわかりません。死んだ人間より生きてる人間の方が怖いっていうのはホラーの鉄則ですが、これは生きてる人間が怖いからと言ってだからなんなの?って感じがしました。

死人が踊るのを見て楽しんでいる人間も怖いですし、それを商売にしている人間も怖い、そしてヤク中で手に負えない娘を売った母親も怖い。そして姉の仇で母親を売り飛ばした娘も怖い。結局みんな怖いのでテーマが絞りきれておらず全く怖さがありませんでした。

あのペギーの最後のアバズレっぽい格好も本当に社会を知ることになっているのかと言われれば疑問ですし、あのあとジャックと二人で血を売ってドラッグ漬けの人生を送るのが結末なんでしょうがワザワザそんな作品を作った意味がわかりません。結局なんだったんでしょうね?疑問だけが残りました。

この作品で印象に残ったのは「フレディ」のロバート・イングランドとブレた映像でしょうか。ロバート・イングランドは破滅の館のオーナーなんですが出てきた時のインパクトはさすがです。はっきり言ってゾンビより怖いです。病気なのか知りませんがいきなり血吐いたりして病的な表情にはやられました。

そしてあのブレた映像はなんなんでしょうか。ものすごいイライラする演出です。ブレた映像に意味がある訳ではなくフラッシュバック的な要素があるわけでもありません。バースデーパーティのシーンとかドライブ中にラリってるシーンとかでブレるんですがホント邪魔です。ルーピーダンスなんて一番の見せ場のシーンのはずなのにブレまくりで何やってるかどんなゾンビが踊ってるか全くわかりません。結局何が見せたかったんでしょう?わかりません。

トビー・フーパーに再び奇跡が起きることを祈ります。

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